特番みて思い出した

jabber2005-09-24

これだけは将来自分の子どもに

サニーのおねがい 地雷ではなく花をください

サニーのおねがい 地雷ではなく花をください

続・地雷ではなく花をください―サニー カンボジアへ

続・地雷ではなく花をください―サニー カンボジアへ

続々・地雷ではなく花をください―サニー ボスニア・ヘルツェゴビナへ

続々・地雷ではなく花をください―サニー ボスニア・ヘルツェゴビナへ

小学生の頃に自習の時間たまたま手に取った本で、最初は「地雷ではなく花をください」っていう語感が気に入って開いたんだけど、可愛い絵と言葉から伝わる怖さになぜか離れられなくなってしまい、続、続々を読むために3日間図書館に通ったという過去あり。ページ数も多くなく、文章も少なめ。さくさく読めていってしまうんだけど後半になるとページをめくる手が遅くなる。100字も無いようなところなのに何度も何度も繰り返し読んで、1ページめくってはまた戻る。なんだか次に来る現実を見たくない、という気持ちが出てくるんです。結局最後まで読み終わる頃には涙が出て来てしまう。「かわいそう」っていう感情じゃなくて「何かしなきゃいけないのに何もできないなぁ」という無力感に襲われるんです。
でもこの本は好き。地雷の被害者に子どもが多いっていう現実が私の中に強くこの本を留まらせているのかもしれませんが。


自分に子どもが産まれたら、もしくは将来職場で担当するかもしれない子どもたちに。この本だけは買い与えたい。可愛い絵だからこそ残酷さが怖いくらい伝わる。ああまた涙腺が・・・