おかあさん

母親が今月の20日に今やっている鉄板焼き屋を店じまいして、少し前から並行してやっていたヘルパーの仕事1本にする。長女は短大生。次女は高校生。三女は小学生。まだまだこれからも出費ばかり。確かに負担の大きい飲食店を、赤字のまま進めるのには無理があった。そんな話がお客に知られずに着々と進んでいる今日。近くの川で毎年やる花火大会のことを話していて「花火の日も、このお店はやりますか?」と聞いた常連さんに、「今年はやらないんですよ。あの実は、、」と今回のことを話した母親。すると常連さん「じゃあうちにぜひ来てよ」と。何でも、常連さんはお医者さんで、介護センターなども手がけているという。
「今度の休みの日に、一度うちを見においで」
母は、今度の休日にそこに見学に行きます。きっと、おそらく今いる職場から移ることになるでしょう。


こうやって人が繋がって、また人生が続いてくんだろうなーって、母親を見てるとすごく思う。父親と出会って、3ヶ月で結婚して、私が生まれて妹が生まれて、さらにもう一人生まれて、焼肉屋営んで、色々あって離婚して、新しく自分で店を持って、働きながらヘルパーの資格取って、ヘルパーとして就職して、自分の店を畳んで、ヘルパー1本に。
こんな人生結婚した当初に思い描いてたんだろうか。こうやって人生が二転三転していくから面白いのかなぁ。母親の、人生を動かしていく力というか、転がす力にいつも圧巻される。この人は強いなぁ。この人というか、世の中のすべての母親が強いんだろうか。すげーなー母親って。
あたしもそんな母親になるのだろうか。まずは子ども作るところからか。